なんとなくおしゃれ

私は絵を見るのが好きなのでいくつもの
展覧会や美術館を見て回ったけれど、
だからって自分自身のセンスが良くなるかどうかとは
ちょっと別問題かな、と思う。
単に好みの問題で済ませられる場合もあるし、
一概にいえないのだけど。
私はデザインの勉強をちゃんとしたことはないのだけど
なんとなく、「これカッコイイな」っていう
デザインのものがある。


初めてコンピュータに触れたのがもう20年以上前、
法人の事業用途に特化したコンピュータだった。
マウスなんかなかった時代だった。
画面は小さくて真っ黒で緑の英数字だけ。
その後小規模企業/個人向けのPC(NEC98シリーズ)
を触ったけれど、このときはソフトによって
多少操作性のいいものもあった。
それから数年後、マウス付きPCが登場した。
私が始めてマウス付きで触ったのは
アップルのマッキントッシュだった。
始めはすごくおしゃれで仕事向きじゃないんじゃないか
と思ったほどだった。
それからもう10年くらい経った。
いつの間にかほとんどMacは使わなくなった。
それなのに、カッコイイなと思うのは
Macぽい雰囲気の画面や操作性。
(でもそういったところで毎日今も
ウィンドウズ使うんだけど。)
多分、これだけモノがあふれていると、
もう品質機能が充実していますっていうのは
むしろ当然で、どれだけ「なんとなくおしゃれ」と
思ってもらえるか、洗練された雰囲気の
アウトプットに反映できるかというところまでも
モノの価値のひとつなんだと思う。


これからもそういうセンスを培っていくよう
勉強もしないといけないとまた思いました。