社会で働くこと

在インド(有名なIT企業)で働く日本人の人の話。
あちらは安い労働力の人が多くいるため、
日本人が普通のサラリーマンをやった収入で
普通にメイドやベビーシッターや家事のアウトソースを雇えるらしい。
高収入の家庭だと奥様は何もせずただ、いるだけで良い
らしい。*1
しかし、医者弁護士など一部のライセンス職業を除き、
女性が普通に社会で働く文化が
(ゼロではないだろうが)少ないようだ。
むしろ身分が高いほど、ビジネス(金銭)にまみれて
身過ぎ世過ぎするのを尊いこととしない・・・
士農工商のような感じかもしれない。


翻って私は日本でいくら働いても家事労働を
アウトソースできるほどの状況にはならない。*2
少し前、ワーキングプアという番組を見て、
日本の危機的状況というものもヒタヒタと感じつつ、
高貴な身分だとかそんなことを問わず、
インドやイスラムの女性に生まれたら幸せだっただろうなとは
今日本で普通に仕事する女性の私にはもう思えない。
もうパンドラの箱が開いてしまったというのか、
開かれていない、機会のない社会には暮らせない。
いくら時間に追われ、苦しくてもだ。
ぢっと手を見つめる生活であっても
それは因習に押し付けられたものでなく
自ら選択したのだから幸せだし、全うしたい。

*1:全部調査したわけではないので、聞いた範囲の伝聞情報です。

*2:働けど働けど…ぢっと手を見る